会長挨拶
高舟台自治会長 伊東 隆治
第57回定期総会を滞りなく終え、令和6年度がスタートしました。
日頃から自治会活動にご理解とご協力を賜り、心から御礼申し上げます。
元日に能登半島地震がございました。1月末に電気が電気が復旧しましたが、水道は4月4日の報道がありました。改めて、便利さを維持する社会基盤の大切さを思い知らされました。道路復旧は未だのようですが、被災地の一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
昨年度、ヨコハマ市民まち普請事業「知ることで安心子どもの遊び場と防災」の応募は第2次審査で落選でした。しかし、後生に残す試みとして第59回地盤工学研究発表会に課題解決の一助として「斜面の監視・管理と有効利用を目的とした高舟台における共創の試み」と題し発表する事となりました。
当該応募は、地震の惨状を先取りし、関連リスクを軽減させる分散避難場所の確保、多くの方を助ける担い手を増やす取り組み、定量的な指標で斜面を管理するセンサーの設置等、遊びから防災を学ぶ提案でした。審査員講評をいただきました。遊びにはプレイリーダー、斜面での遊びにはヘルメットの着用、斜面の下部に平地が必要、センサーを設置した斜面で遊ばせる危険性等が記載されていました。本意が伝わらなかった事は力不足でした。しかし、小学2粘性のアンケートに”走らない鬼ごっと遊び”がありました。状況から知恵や想像力を本能的に発揮し、行動する子どもを期待しています。
高舟台の現状を表す指標に老年化指数(老年人口(65歳以上)÷年少人口(14歳以下))があります。昭和50年32.6%、平成7年154.1%、令和5年345.0%です。高舟台を100人とした場合、48年前の老年者は6名で14歳以下が19名、現在は、65歳以上が20名で3倍強、年少者が6名の3分の1となります。人口は、平成3年がピークで4,869名、現在は3,708名の約24%減です。
高舟台小学校新1年生は46名、その内高舟台からは21名、令和5年度にお誕生したお子さんは10名です。このまま推移しますと、猛烈な勢いで老年化指数は高騰すると言えます。
それらを踏まえ少しでも魅力ある街づくりの一環として、何が出来るか、何を行なうべきか議論が必要と考えます。
行政からは、「自治会館脱炭素化推進事業」の募集案内が届き、急遽ワークショップを立ち上げました。太陽光発電等の脱炭素化に結びつく申請を検討しますが、当会館は陸屋根ですので、屋上防水を考慮するとメーカーが少ない事がネックです。
自治会活動は”繋ぐ”をテーマに進めていきます。高舟台では、隣近所を繋ぎ、世代を繋ぐ、自助・共助・近所の精神で進めていきますので、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
令和6年5月吉日